ジワジワ効果が出て来ていますね




Blogの引っ越し作業が結構大変で、IT担当のH君は今日も格闘しております。これから記事中のリンクのURLの変更が100ヶ所以上?あるらしく、私としてはもう見て見ぬふりをするしかなさそうです。

さて引っ越し先、一番最初の記事は夢洲の大阪カジノに関しての話しです。

非常に興味深いツイートを見ました。


今までダンマリを決め込んでいたMGMがやっと口を開いたとの事ですが、これまた大変に辻褄の合わない事を言い出しました。

まずなぜこのタイミングで?と訝りましたが、一つには先日(9月8日)、外国特派員協会で「NO!大阪IR・カジノ」の野村友昭・前堺市議、小西禎一・元府副知事、武田かおりAMネット事務局長らが行った記者会見がジワリと効いている可能性を排除できません。

MGMが恐るのは株主です。
荒唐無稽な企画提案をして会社のカネを運用していると分かれば血祭りに上げられるのが米国の企業ですから、まずは一旦〝それっぽい〟事を発信したのではないか?と思われます。

が、しかしこの発信した内容に関して言えば荒唐無稽な内容です。
「シンガポールは国内人口500万人台、日本は関西で2400万人、5倍だ。」
これはもう苦し紛れの発言としか思えません。

そこを分かりやすく簡単に証明します。

「シンガポールの人口の5倍の人口を有する日本だから、この前人未到の売り上げが達成できる。」

とどのつまりはこう仰っている訳ですよね?

  • しかしそのシンガポールより遥かに大きな売り上げを上げているマカオの人口は67万人ですよ?
  • そもそもMGMさん、あなた達はシンガポールを引き合いに出しておりますが、シンガポールで事業をやっていませんよね?

この二点だけでも随分と矛盾していると思いませんか?
反論、お待ちしております。

さらにこの発言の問題の大きさはシンガポールを引き合いにしている事です。シンガポールは皆さんもう随分と勉強されたと思うのでご存じかと思いますが、税制や金融政策が日本とは全く異なる国です。そこを引き合いに出してもこれは比較対象にすらならないのです。

以前、纏めましたSandsの元役員のインタビューを再度掲載します。あの大Sandsの方ですらこう言うのです。


「こうしてあなた達とプライベートな時間を持って詳細な話しを聞くと、少々、不可解に感じる事がある。なぜ日本は自分達とは税制の異なるタックスヘイブンのシンガポールを参考にしたのか?あそこはスペシャルエコノミックエリアだ。参考にならないだろ?
なぜマカオを参考にしなかった?ここはタックスヘイブンでは無い。しかし税金は無い。君らは分かるよね?IRによって成功したので、毎年毎年、税金を免除しているじゃないか?税金が無いのでは無い。免除されているんだ。
理由は? IRが成功したからだ。ここ(マカオ)を参考にしなかったのはちょっとどうかと思うよ?」

これについても反論ございますか?
彼は役員を辞め、奥さんのご実家のある英国に移住しましたが連絡は常に取っております。反論、いつでも直接お伝えしますよ?彼も喜んで回答してくれると思います。

海外のメディアからもいくつか「大阪どうなってるの?」と問い合わせがきております。野村さんに少し話しを聞かせて頂いて記事を書こうかと思っております。

今度は逃げられないようにね。