海外起業


 順調に契約が纏まれば来週の今頃はインドGPの現場にいる。人生初のインドであり、その地でレースに参加するなど、考えてもみなかった事だ。

 ドライバー君も必死にカネ集めをしていると思うので、少しスポンサーを探そうとまずはインドに進出している日系企業のリストを入手した。
ここしばらく、中国の暴動以来、脱中国、入東南アジア諸国、、、と言う言葉が踊っている。

僕はあくまで『言葉だけ』踊っていると言おう。

ミャンマーが凄い、
いや、ネパールだ。
インドは中国並みの巨大市場だぞ!!!

 『だからなんだ』と冷ややかに見る自分がいる。そこにチャンスが転がっていると思っているのか?
よくネットに『海外で起業』『海外でチャンス』等と一生懸命、宣伝している連中がいるが、僕はハッキリ言う。
 海外でチャンスを見つけられるんなら、とっくに日本で成功しているでしょ?と。

入手したリストを見て思考をめぐらせる。
 少なくともこの進出している企業の名前を見るだけで、そこはまだインフラ整備の段階だな、と。とてもインディペンデンスで起業して収益を取れる状態に無い事は簡単に見て取れる。もちろん、オピニオンリーダーになれる可能性はある。

 が、しかしそれは収益を産み出す状態になるまでの数年間、お金を出すだけの状態を維持できるか、否か???問題はむしろそっちだと思う。

 そう言う自分、せっかくインドに行けるのであれば、自分も少しリサーチしてみようかと。まずは友達を作る事。
 モータースポーツの良い所は少なくとも自動車と言うのはその国の基幹産業なので、知り合える人たちのラインがとても良いことだ。

今までもそうして人脈を外へ外へと広げてきた。

起業とは起こす生業。
 自分が犬や猫じゃない限り、人の生業の基本である、人脈を構築する。
そこが最初の起点なると考えている。

それも現地のエディケーションの良い人脈。
けしてそこでフラフラしている日本人ではない事を明記しておく。