下剋上を通り越えてる。。。

 新しい事務所、ほぼ決まっているが、自分のワガママな希望が一つあった。今度のところは以前、もう4-5年前になるが、勝手知ったる一度契約したところ。だから使い勝手は分かっていて、プランニングや落ち着いて考えたり、仕事したりには最適な場所。


 ただ場所が遠いのと(以前はその近所に住んでいたので問題無かったが、今はマカオのど真ん中に居住)、事務スタッフの作業が出来ない(スペースが無い)ので、当時としては良かったが、今のこの体制だと、ちょっとどうかなぁ…?と懸念がある。
 そんな時『新しい事務所が出来るよ』と言う情報が入り、内装工事中だったが見せてもらいに行ってきた。


 悪くない!立地はマカオの完全など真ん中だし、ご覧の状況だから新装だし言うコト無し。これで仮に両方借りても完全に予算内だし、その合計はホテル内より当然安い。
 事務と作業スペースはどうしても分けたいので、申し分無いが、問題はこの工事がいつ終わるか? 聞くと『すぐだよ』と言うが、こっちの人の『モーマンタイ(没問題)』ほど怪しいものは無い。中華圏にいる日本人なら〝モーマンタイ(没問題)=マンタイ(問題)〟だと皆知っている。問題はそのスケジュール。

 その後、このオフィスの営業の人と細かい事を話していると『あれ?ちょっと待って!レジェンドにいるの?あそこの○○会社の人、なんて言ったっけ?』
家内「Aさん?」『そう!その人。その人も転居しなきゃならないと見にきたよ』
 ワイと家内は固まった。いや、これを読んでいるマカオにいる日本人なら登場人物が誰か分かるでしょ?固まりますよね?身内ですよ?

家内「え?なんで?」
営業さん『何でもあそこから出なきゃならなくなったと言ってたな』

 マジかよ。。。これ、完全に周ファミリーの追放か…。それ考えたら、うちはまだ交渉できているだけマシだわ、と思った。
 ウチは『残る意思はありませんか?』と新オーナーも今後の事を考えて一応は聞いてくれた。しかし考え様によっては身内親戚だと逆に否応無しだろうな…。今更リスボアには戻れないだろうし…と、彼らの状況を案じた。
 あぁ、それにしてもあのA氏のファミリーの理不尽な運命よ。あの位、立派な家庭に生まれて、今、こうなるとは…。
 例えれば明治維新後、不動産屋で徳川慶喜と蜂会った様なもの。これはファミリーを知っているだけに、逆にこっちのショックがデカイ。

 これはマカオの下剋上なのか?とも思うが、新オーナーのレボだって安泰では無い。とにかく借金まみれの物件だ。願わくば皆が良くなる方法って無いものなのか?と思ってしまう。


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