ちょっとご主張に無理がありませんかね? @橋下徹



最新のHanada Plusの山口氏の記事で気になるポイントがあるのでピックアップしてみます。



この橋下発言(2012/9/19)を起点に時系列を並べていくと非常に興味深いストーリーが見えてきます。
この9/19の橋下発言は、咲洲では無く夢洲の同施設である事は疑いのない事実である事を再確認しておいてください。

2012ー
  1.   9/19        橋下市長発言 
  2.   9/28末〜10中旬  質疑応答 ー 山口氏の記事をご参照
  3. 10/10        毎日新聞にメガソーラーの計画掲載* 
  4. 10/24        伸和工業が太陽光ビジネス業務を同社に加える
  5. 11/  8        伸和工業、太陽光ビジネスが謄本に載る 
  6. 11/16        咲洲メガソーラー実施要項配布 
  7. 11/25        入札開始 
  8. 12/26        伸和工業に決定/契約
随分、段取り良いんですね。

(* 印は橋下が『やっと俺の正しさが証明されたぜ!』と必死のアピールをしているので、あってもなくてもどうでも良いのですが、無きゃ無いで騒ぐバカがいるので敢えて入れました。)




これらをざっと眺めただけで物語りを組み立てますれば、

  1. 太陽光発電に関しては何ら実績の無い伸和工業という会社が、
  2. 入札の案内開始の8日前に太陽光事業が謄本に掲載され、
  3. 事実上はこの一社だけが入札に参加(事実上無資格の日光エナジー開発はこの際排除して考える)し、
  4. 他の専門業者は一様に『入札の案内が出てから入札までの期間が短く、とてもじゃないが見積りができなかった』と言い入札参加を見合わせる中、
  5. もう一社来たが書類が不備だった(じゃあ同じく書類(納税証明書)が不備だった日光エナジーは?)為、
  6. 伸和工業が見事、入札を勝ち取った!


と言う、愛と感動の物語です。
ヨカッタ、ヨカッタ!

 


さて、この一連の流れの中で、この男の本領とも言うべき、話しの矛盾やすり替えと、現実の結果の差異がモロに出ているのが分かりますか?

前記の部分からも拾えますが、

  • 本来あれはもうどこでも貸せば、みんな借りたい借りたいという業者が山ほど出てくるんですよ。
  • どこでもみんなが賃料を払ってでもやりたいとかいろいろなことを言ってくる
  • 関心のある業者はいくらでも大阪市に問い合わせをして入札に参加できる。
  • 副市長会議で議論されて議事録は公開され、すぐに全国紙が報じている。
  • インターネットへの情報提供もやっている。法令違反もない。

と言う事で、実際に手を挙げてきたのは、数日前に太陽光をやろうと決めた伸和工業と、会社として出来立てホヤホヤの日光エナジー開発だけが、江口寿史氏のキャラのトーマス兄弟の如く、手を繋いでやってきたと言う、こう言う結論だったのです。



橋下の主張と全然違いますよね?

コレは市側と伸和が互いの段取りを決めてから、整ったところで次のアクションをとったと邪推されても仕方がありません。
それぞれのアクションがほぼ10日前後以内に進んでいます。

入札者が時間の関係で少ないのであれば、スケジュールのリセットをすれば良いのです。なぜならその後、一年以上のあいだ契約違反をしてまで着工が遅れていますから。

どうして一旦契約を解除をして、その『みんなやりたい、やりたい❣️』と飛田新地に集まるHASHIMOTO FRIENDSの様な新しい顧客を迎えなかったのですかね?
橋下の主張する〝みんな借りたい借りたいという業者が山ほど出てくるんですよ〟には全然なっていないんですよね。

言えば言うほど詰まってくる。

本来、彼らに行政をやる能力、それはプロデュース能力や管理能力、総合力なマネジメント能力が著しく欠けている証拠なのです。だから威嚇や恫喝で押し通そうとする。残念な輩なんです。

しかし、もっと興味深い一節があるんですよね。

もう一度、9/19の橋下発言に注目します。

以前もうある業者に決めてしまってたので、それをひっくり返すことはできないということを、僕は報告聞きましたから、それだったら、今やもうその業者にしなくても、どこでもみんなが賃料を払ってでもやりたいとかいろいろなことを言ってくる中で、もう既に過去に決まってたからといってその業者にするんだったら、地元還元か何かするような仕組みを考えてよと。

赤線部分の感想(深い意味はありません)

ひっくり返そうとしたんだ。
へぇ。。。
なるほど。
どうして?
決まってんでしょ?
みんな来て、そっから選んだんでしょ?
それでなんか問題あったの?
どうしてひっくり返そうとしたわけ?

青線部分の感想(何度も言いますが深い意味はありません)

ここで

『夢洲はどうにも覆せないから咲洲へ』

と矛先が変わった訳ですね。

ここからは次の後半戦50%に入る
〝関西詰将棋選手権咲洲処〟
の見せ場になるヒントが隠されておりますので、今回はまだちょっと書きません。

橋下くん、君の欠点は制御効かなくなった時に、肝心かつキミ自身の致命傷になる様な言葉がポロッと出ちゃう事なんだよ。それも致命的な一言が。
それが無かったら、正しい道でもっと行けたと思うよ。
この前の文化人放送局に出演した安倍元首相は、マスコミに引っ張られる様な言葉は絶対に出さなかった。それは見事なガードの仕方だった。
こう言うところでスペックの違いが出てしまうんだよね。

まぁ今回の便所の落書きは、こんなところで。