消えたヴァリャーグと現れた遼寧 @上海電力もまたこのパターンか?

ヴァリャーグと言う船を知っていますか?
ソビエトが建造中に国崩壊。その後ウクライナが引き取った空母ですが、結果、廃船となりました(の、はずでした)。



このwikiにある様にこのヴァリャーグはマカオにある〝創律集団旅遊娯楽公司〟が船上カジノに使用すると言う理由でウクライナから買い取った。

この創律集団旅遊娯楽公司は中国版Googleである百度で調べると、この様なデータが出てくる。


「で、それが何なのさ?」と言われそうだが、まぁ引き続き読んでください。

以前、私の会社のオフィスはこのビルの5Fにありました。


その11Fに創律集団旅遊娯楽公司があったのです。
マカオのそれは頭にマカオの中国語名の澳門が付いて澳門創律集団旅遊娯楽公司と表記される事もあります。

ある時、ビルの管理人がこんな事を言ってきました。
「11Fの会社ね、中国人の会社なんだけど、人がいるの見た事ないんだよな…」
それはボヤキの様な、独り言の様なつぶやきでした。

この頃、wikiにある様にこの創律集団旅遊娯楽公司がヴァリャーグを購入。洋上カジノにすると言っていましたが、この創律集団旅遊娯楽公司はカジノライセンスを持っていません。
だから「そんな事、できる訳が無い」と澳門市民は訝っておりました。

そしてヴァリャーグは、実際には中国解放軍が購入するのでは無いか?と世界中の懸念すべきニュースとなっておりました。

wikiをそのまま引用します。

その後、ウクライナは本艦をスクラップとして2,000万ドルで売却する意向を示し、マカオの「中国系民間会社」である創律集団旅遊娯楽公司が1998年に購入した。「中国本国で海上カジノとして使用する予定」とされていたが、この会社の社長で香港の実業家の徐増平は中国軍の退役軍人だった。ボスポラス海峡、ダーダネルス海峡を動力装置の無い大型艦が曳航されて通過するのは危険であること、既に見かけが航空母艦であり、空母の海峡通過を禁じたモントルー条約に抵触することから、トルコ政府は海峡通過に難色を示したが、中国側がトルコへの観光客増加を約束するという政治的折衝で妥協し、2001年、ようやく中国本国に回航された。2002年3月3日には大連港に入港し、西区4号埠頭に係留された。

結局、マカオや香港ではなく中国大連へ。
そこから先は結果が見えていました。

そしてヴァリャーグは2012年9月25日、中国解放軍の空母〝遼寧〟として発表されました。


中国空母「遼寧」が西太平洋で演習



ビルの管理人が神妙な面持ちで声を掛けてきたのはこの頃です。

「11F見てきな。もぬけの殻だから…。」

そう。
あの会社の設備が外からも見える立派なオフィスは瞬時にして消えて無くなっておりました。

その後、警察が来たり、ビルのオーナーが取り調べを受けたり、ちょっとした騒ぎとなりました。
そして今ではこの会社そのものが抹消されております。


管理人に「家賃、踏み倒された?」と聞くと、「いや、先に契約期間内、全部もらっている」と。
見事な蒸発の仕方です。

ステルスで入ってきて、煙の様に消える。
中共そのものがゲリラから発生した如く、同じ様な手順で物事は起こります。

どうしてこんな事を言っているのか?というと、上海電力のHPが繋がらない。


これ以上は何も言う必要が無いでしょう。
またこう言う事か…と言う予感しかありません。

全て消えてペンペン草が生え、梯子を外された彼らを信じていた連中が路頭に迷うか?
はたまたより凶暴な姿になって本性を表すか?

いずれにしても二つに一つです。
悪い方に転がる事が無いように祈ります。


〝VWに激震!ドイツ政府が中国への投資補償を打ち切り〟- 報道を読むーを書かせて頂きました。ぜひご一読を。