マカオ カジノ新法の下、本日入札結果発表 最大六社の枠にまさかの七社が応札 (追記あり)



新規ライセンス最大六つと言う新法で始まったマカオのカジノライセンス入札。
9月14日に締め切られ噂通りの顔ぶれの参加者になる、と思われた。

先にその噂通りとは?を解説すると、まず今までのマカオのカジノライセンスは三つ。
  • SJM(リスボアグループ)
  • Wynn
  • Galaxy
以上がマカオのカジノライセンス所有会社。

そしてここからがグレーゾーンとされる枝ライセンスと言われるもので、それぞれの本ライセンスの下に枝が付いていた。
  • SJM(リスボアグループ) - MGM China
  • Wynn - Melco
  • Galaxy - Sands Gr.
大阪IRで話題のMGM Chinaはマカオで正式なライセンスを持っておらず、SJMの枝で存在していた。その枝ライセンスでの営業が、本国である米国も含めてグループ内でトップの売上げを持っていると知っている人は、日本、否、大阪IRに関わっている人の何人が知っているのでしょうかね?
当然、客もSJMのお裾分けなんですよ。

その辺りは一旦置いておいて、ともかく法律を詳細に調べると、この〝枝〟は違法である、と言う結論に達し、枝カジノを廃止し、本ライセンスのみとする政策決定がなされた、その最初の新法による入札が今回である。

各社から入札に関する各種書類が届けられ、中にはちゃんと包装しリボンを結んで来るという茶目っ気たっぷりな会社もあった。

ここで気になったのは大阪市が厳密に審査したと言う、咲洲メガソーラーの応札書類もこの位だったんですかねぇー(棒)。

ところがここで一気にざわめいた。
1・2・3…6…7
「ナナ???」
となったのである。

その7番目の正体はシンガポールのセントサ島でIRを展開しているゲンティン。まさかの展開に色めきだった。



いや、ゲンティンが応札してくる理由は確かにあるにはある。

このblogを書くにあたり写真を探したが、これは偶然に撮れていた写真。


写真中央の建設中の金色のビル。
これがまさにゲンティンの新しいIRだ。

計画はコロナ前に始まり、コロナの間も工事は中断する事なく続いていたが、昨年だったかカジノは諦めて一部を完成前に売却すると言う話しがニュースで流れた。
それだけに今回の入札に入ってきたのは驚き以外の何物でも無い。

但し、マカオに於けるゲンティンの取り組み方は如何なものか?はまだ漠然としている。
応札で入ってきた事に驚いたメディアも、マカオのゲンティンはどこに会社があるのか?と調べたらまだ登記したばかり。しかもサービスオフィスに住所があるだけだった。


ゲンティンにしてみたら〝イチかバチか〟、やらないよりやっといた方が先に繋がると判断したかは分からないが、法の下の平等を逆に駆使したと言う状況だろうと考えられる。

ともあれ、結果は早急に発表される(はずだった)。

MGMは単独でライセンスを取った場合、多くの株式と役員をSJMに頼っている為、株の買い戻しや役員の交代など莫大な出費が予測される。
事実、米国MGMの個人大口株主はSJMのホーさんファミリーで、株を売却した際に本社を手放して買い戻しの資金調達している。

重ね重ね言うが、大阪IRの関係者とそれを支援するお花畑教会の方々。
そこまでキチンと見た上で物事を言ってるんですか?

で、今日の夕方、応札に関する大まかな合否が分かるとアナウンスしていましたが、おそらく七番目が出てきてしまい大判狂わせ。
いまこの時間でもノーアナウンスです (⌒-⌒; )

追記(HKT 18:40):SJM(リスボアグループ)、MGM China、Wynn、Melco、Galaxy、Sands Gr.はそのまま通過。
GMM(ゲンティン)は条件付きのまま次のステップへ。