『ガー』の存在が問題なワケ


まだ記憶に新しいが、ドイツのTV放送局 ZDF がオランダに於いて確認されたこの事件を報道し、世界中に衝撃を与えた。


いわゆる世界中に点在している中国共産党の違法な〝在外警察〟の存在に関する事件だ。瞬く間に欧州各国のメディアが取り上げる騒ぎとなった。


最初は事件現場となったオランダでの報道がきっかけだった。


そしてオランダに於けるこのケースは元々、同国に住む中国人活動家の通報から発覚した問題だった。



通報したのは王 靖渝(ワン・ジンギュ)氏。
*Twitterアカウント https://twitter.com/WANGJINGYU2001

中国は重慶の出身で、Tik Tokで香港の民主化運動を応援していた事で中共から追われる身となり、現在はオランダに難民申請。同国国王から政治保護が認められオランダに滞在している。因みに王氏の父親は、中共の手により既に重慶で逮捕、投獄されている。

今回のこの王氏の勇気ある行動で、中国の海外における〝秘密の在外警察〟の存在が世界に向けて明らかにされ、同国の悪事を追い詰める大きな最初の一手となった事は誰も否定しないだろうと考える。


また我が国、日本に於いてもこの在外警察の存在は確認され、その存在とそこにあると言う意味は、以前から問題になっている孔子学園など問題にならないほど危険であると言う事を認識させてくれた。
同時に手引きしている国会議員が浮き彫りになるなど、この問題の根深さが如何に深いものであるかが露呈する事になり、あらためて王氏のいのちをかけた勇気ある行動に、結果的に日本も救われた部分があると言っても過言ではないと考える。
     

一部抜粋
スペインの非政府組織(NGO)「セーフガード・ディフェンダーズ(以下、SD)」が9月12日に発表した報告書「110 overseas(海外の110番)〜常軌を逸した中国の国境を超えた取り締まり」は、日本の施設について「東京都千代田区神田和泉町〇〇」と所番地、電話番号まで記していた。

これは王氏の撃った満塁ホームランだと言い切って良い快挙であるといえる。

ところが…で、ある。
いわゆる「中国ガー!」の連中の論理に則ると、この王氏も中国人。つまり王氏も〝中国人ガー!〟の対象であり、〝国家総動員法〟が発令された先は中共の兵の一員として、中国の指示通りに動いて民主主義国家に危害を加える一員…なのですね? … そうなんですよね?

これこそが
「ガー」
の害悪なのですよ。

「ガー」の論理で言うと、例えばこのオランダに亡命している王氏。オランダの国王の亡命を許可した判断は間違えていて、オランダにきた段階で王氏を拘束し中国に帰す。これが彼らの言う正しい正義の国士たる行動だと主張する訳です。

どこが国士ですか?

結論から言うと、中共の手先じゃ無いですか?

これが〝ガー〟の正体です。
つまりいま日本に於いて「中国ガー!」と叫んで言る元大学特任教授や地方議員こそ、実は中国共産党から依頼されたスパイやその手先であり、国賊であると断定して良いと言えます。

結果的に「ガー」の存在は工作員であると断言しても良いでしょう。なぜならある一方の論理に則っていて、結果的に今回のケースで言うと欧米諸国やこの日本などの自由主義国に於いて害悪を与える結果になります。つまり彼らはそこに何かのメリットがあるはずなのです。メリットがなければ人間、動きません。是々非々の立場に立てない何かの事情や背景があるのです。

中共のスパイ、工作員を見破る方法。
それは「ガー」の中に潜んでいる可能性が極めて高いと見て良いでしょう。
このガーの正体こそ、一日も早く白日の下に晒す必要があると考えます。