統一教会とMGM @中編



さて前回はこの様に問題を提起した訳ですが…
     

一応、宗教団体ですので、そのラスベガスのMGMは研修と言う名目ではあった訳です(どうして教会でやらん?と言うハナシと、その研修中に60億円以上使ってギャンブルやった事はMGM側から発表されてしまった訳ですが…)。

信者さんが生活を切り詰めてせっせと運んだお金で得たものがこれ一枚。
台紙はこっちの文房具屋で100円もしない簡素な紙に「研修を受けた証明証」として渡される。これを提供してくれた元信者さんは悔し涙を流していましたが…。


曰く
「あなた達は本当の父母の話しを聞き、研修を終了しました」みたいな内容。

と言われても、場所はカジノの本場ラスベガスのMGM。事実MGMがこうやってカジノで使ったカネまで公表してしまうと(法律でせざるを得ない)、身も蓋も無いと言う言葉しか出てこない。

この統一教会の抜け目の無さは驚きを通り越えて感心すらする。信者さん達を遠い場所へ〝研修〟と称して連れて行く。例えばかつて日蓮正宗の信徒の団体であった創価学会が、富士宮の大石寺へ参拝に行く時でさえ、交通手段は各種旅行社に依頼していた。最も末期に専門のバス会社が設立され、相当な売上を誇ったであろうが宗門と学会の決裂後、バス会社の社長が自殺と言う痛ましい事件も起こっておりますが…

この統一教会の抜け目の無さとは?

信者が勝手にチケットを探して行くのではないのです。
そう、そこには統一教会で持っている専門の旅行会社である【世一観光】があるのです。
この会社は(株)ハッピーワールドの旅行部門として、世一観光と言う名称で営業している。世一観光の世一はどう言う意味なんでしょうね?統一教会の世界統一とも読めますし、世一と同じ発音で聖地とも読めます。


それにしても、信者さんが払うお布施や研修費用、また会場までの交通費や宿泊費に至るまで、一滴(円)たりとも漏らさない、完璧な商売っぷりです。いま国会で被害者の救済措置が取れるよう大急ぎで法案を揉んでおりますが、それで果たして良いのでしょうか?

本来、宗教法人がどうして非課税か?と言う点を考えましょう。
本来であれば寺の修繕費用などをお布施から捻出する、と言う基本的な救済措置にも似た考えが根幹にあるはず。しかし周囲に一般法人を固め、俗物の権化であるIR(カジノ)での研修と、これは内容がなんであれ、一般の営利法人と何がどう違うのか?むしろ村樹その辺の企業より遥かに立派な営利事業のスキームが出来上がっているんですが?これで宗教法人として非課税の対象になっているのって、何かおかしくないですかねぇ?

さてこのハッピーワールドと言う会社を見ていくと、ちょっと興味深いblog がありました。比較的最近書かれたblogですが、
       

なんともはや…
東国原氏はあまり余計な言い訳をしない方が良さそうです。

話しを戻すがいずれにしても、

  • 大阪に利益を生まない構造の大阪IR
  • 必死に纏めようと奮闘する松井一郎の生家と統一教会の切っても切れない深い関係
  • 米国で大阪案件を一切報じないMGMリゾート
  • 冬のソナタとオリンピックの時期以外は事実上、失敗していると言って良い統一教会のリゾート経営の次なる野望とその周辺事業の事実

むしろ関係が一切無いことを想像する方が難しくなってきた。 それにしてもこの文春砲は強烈の上にも強烈だ。
         

1991年12月、統一教会の文鮮明教祖は北朝鮮を訪問し、金日成主席(当時)と初会談。統一教会はそれまで韓国国家安全企画部(KCIA)と密接な関係を保ち、国際勝共連合を主宰し強烈な反共を掲げてきただけに、2人が抱擁し盃を交わすシーンは世界に衝撃を与えた。

国際勝共連合はご存じの通り、


ここはもう現在の日本財団とは切っても切れない団体であり、この部分に関して言えば、事実上、笹川家に現在の地位まで守ってこられた松井一郎が知らぬ存ぜぬをするのはいささか無理がある。

それにしてもどこまで行っても政治の好きな宗教団だなぁと思う。

さて、この中編では、どうして統一教会が政治に近づくのか?と言う点を観ていきたいと考えております。

まずこれを見てください。



これは統一信者アプリがあり、その中で流れてきたニュースですが、掻い摘むとこうなります。

要はオババが勝手に賞を設定してそれをカンボジアのフンセン首相に授与した。フンセン首相はカンボジアの首都、プノンペンのメインストリート(市場のある通り)に、オババ様たちの看板を立てたそうです。

それがこれ。


なんだかなぁ…と言う印象しか持てませんがね。

オババから教えを乞うたフンセン首相がプーチンとゼレンスキーさんを呼んで、両者ともカンボジアに来るそうですよ。バイデンも同じくだそうです。

もうこうなると月刊ムーの世界ですよ!
*ご購入はあくまでも自己責任で😂

さてこの統一教会の政治への浸透はどうやら日本だけではない、と言う事は可視化できたと思います。
ここから最後はさらに掘り下げ、さらにはこのMGMグループとの関係を見ていきたいと思います。

それにしても今日、こんなニュースが流れていましたね。
MGMが米国本社主体か否かは、これらについて何らかのステートメントが出るか否かで、本当の関与の度合いが測れると思いますよ。
ノーアナウンスなら、そう言う事です。