中国人の思考回路と最近の日本人 - 2

昨年の今頃だったか、Twitterでスペースが始まってすぐの頃だった。



「若い地方議員」みたいなテーマでスペースをやっていたので、何度か覗いた。
ちょうど大阪IRの問題が大炎上している頃で、自分も複数のところからIRについてのリポートを求められていた。
それらの原稿を必死に書いていた時期で、日本の地方行政ってどうなってんだ?と思っていた頃だと思う。

何回目かで自分も発言した。

その時、自分は「IRの件で…」と言ったはず。

そのホストの自称、若い(?)地方議員はこう言った。

「IR ?そんなの誰も興味ありませんよ!」
「IRはね、ダムと同じなんです。」


「ダム???」

自分は血圧がやや高い。
そのせいか、ちょっと目眩がした。


「ダムが出来たら観に行こうと思うでしょ?それと同じなんです。IRが出来たから観に行こう、ダムが出来たから観に行こう、分かるでしょ?同じなんですよ!」

日本の将来は極めて暗いと思った。

自分の周りにはIRが沢山あるが、きっとこの若い地方議員さんの周りにはダムが沢山あるのだ…と、自分に言い聞かせ、自分自身を励ました。

豊かな経験値の中で質問に対する答えを言うのであればまだしも、自分の家の近所にダムがある、あるいはダムで生家を追われて恨みつらみしているのかは知らないが、極めて狭い範疇の知識や経験値の中で発言する危うさ。

もしご自身が〝若い〟を売りにして、その若さ故のこの発言だとしたら、田舎者特有の〝情報量の少なさ〟故の危険性にご自身が気が付いていないと感じた。

北朝鮮の人民が「我が国は楽園だ!」と主張するのと相通ずるものを感じる。

いまこのblogの記事で「中国人の思考回路と最近の日本人」をテーマに書いている。


中国は英米を抜いて世界の覇者になりたいと考えている。
一方、先進国である英米や日本は「それはちょっと…」となっている。

オツムの緩い方は「どうせ中国が世界を派遣するのだから…」と言い出す始末だ。一般人ならともかく日本の媚中議員もこの考え方であるから呆れる。

しかしね?

七十年ちょいの歴史 -  歴史と言うよりはその時間軸の中で得られた〝経験値〟と言うものは二百年、三百年、否それ以上の時間軸の中で得た経験値や情報よりも優れたものであろうか?と考えるべきである。

それもその七十年余の歴史の中でマトモな経験を積んだのは、ごく最近のわずか二十年ほどだとしたら?
あとは腹を空かせて横たわっていたのである。

先進的な発展を遂げたその二十年は、憎き鬼畜欧米や鬼子の日本に物乞いをして得たカネを使っていた時期だとしたら?
そしてその物乞いで得たカネに、常識を遥かに超えたレバレッジを効かせた発展をさせていたとしたら?

自分がこの〝中国人の思考回路と最近の日本人〟で言いたい結論はこの
『時間軸の中で学んできた情報の量と質』
の問題である。

以後、具体例を挙げて解説していきます。

- その3に続く