書いてある事を辿るより実体験がイチバン確かなコト



前回、こんな記事を書いてポストした。
     

 その後も着々と進み、帰国前に散々下調べした情報に関しては「まぁ良くもこんな間違えた情報に振り回されていたもんだワイ!」と我ながら感心する展開になった。

 その後のUP DATEとして、自分自身が海外での正式な居留が10年を超えている為、日本人でありながら〝ガイジン〟と同じ扱いになる事がわかり、これによって選択できる条件が大きく拡がった。

 この〝ガイジン〟と一緒の条件の中に「新幹線を含むJR乗り放題」のチケットを購入できると言うのがあり「こりゃラッキー」と言わざるを得ない。そうなると殊更「住民票を起こし直す」と言う選択は却下。

 前にも書いたが税務上の二ヶ国問題は複雑過ぎて触りたくない。住民票無しで非居住者源泉徴収20%を敢えて選択し、納税の義務を果たす方がよっぽど良いと言う結論になった。保険はどっち転んでも日本の会社で社会保険に入るから、日本国民としての最低限の義務は果たせる。

 そんなこんなで新幹線通勤が可能となったので地方都市でアパートを探し、それも新幹線停車駅から徒歩5分圏内と言うハードル設定をしてみた。朝、家を出て10分以内に新幹線に乗れて9時前には東京に着いていると言うハードなんだか、豊かなんだか分からない条件で探してみると意外にも選択肢は多数出てきた。

 しかも「乗り放題券」は全線グリーン車。起きて顔を洗って支度して家を出る。駅で好きな弁当を買ってグリーン車でゆっくり弁当を頬張ってひと寝入りしたら東京駅って最高じゃないですか?

わたしの愛した東海軒の幕の内弁当さま御近影


 さっそく不動産屋に連絡して先に事情を説明。書類を送り込んでみると意外にも「住民票は問題ないですよ」の返答でハナシはトントン拍子に進んだ。

 そこで周辺にどんなのがあるの?と思い探してみると、思いもかけないシェアオフィスを発見。それも地方ゆえに料金が極端に安い。さらに点数が高いのは運営会社がしっかりとした大手企業である事。

 シェアオフィスはキチンとしたデベロッパーが運営していないとロクな事が無い。もちろん大手がやっているとそれなりに金額も張る。ちなみに新宿で契約したところは住所・法人登記・ワーキングラウンジで月額7万円をちょっと越す。とりあえず三ヶ月でちゃんとしたオフィスを借りる予定なので準備はこれで良いわ!と言う判断だが、それでも審査はそこそこ大変だった。

 マカオの法人の書類に自分の在外証明など、揃えるのけっこう大変だった。しかしこの位しないと後が大変だし、そもそもシェアオフィスとは言え借りられない。月額も安くロクに審査もしないシェアオフィスもあるが、犯罪の温床なので遠慮します。だいたい真面目に仕事をする人はそんなところ借りないよね。

イオンスーパーセンターオンラインショップ

 自分の中で、イチバンの大きな問題の銀行の件は一気に解決に向かった。何せ今の段階で持っているのは海外の銀行口座+そこに紐付いているクレジットカード。脱税を考えている人からしたら羨ましい限りだろうが、なんせこっちは泣いても笑ってもそれしかない。

 実はマカオの銀行とそれに紐づけられたクレジットカードはかなりセキュリティが高い。一時期、中国人の詐欺グループにマカオ全体が狙われた時期があり、それ以降セキュリティがメチャ厳しくなった。

 マカオ以外から切るときは、予め切られる金額の上限や期間などを細かく設定しないと切れない。逆に言うと海外の悪い業者がカードにアクセスしても切れない仕組みになっている。

そうなってくると、この記事ってナニ?と言う話しになる。

特に2ページ目のこの部分は気になる。

現地通貨の「両替」はどこでやるのがお得?

現地通貨を手に入れる主な方法が、以下。上になるほどお得度が上がります。

◎現地の両替所
〇現地の銀行やATM(国際キャッシュカードなど)
〇現地の空港
〇日本の金券ショップなど
〇日本の銀行
△日本の空港
△現地のホテルフロント

多くの国では、日本で両替するよりも、現地での両替のほうがお得です。ただ、偽札が多い中国本土などは日本での両替が安全。

海外の小さな空港だと両替所がない、早朝深夜は営業していないこともあり、注意が必要です。

この書いている方はこんな肩書きだそうです。

ジャーナリスト・フォトグラファー。飛行機・空港、旅行、ホテル、グルメなどをメインに、国内外で取材、撮影などを行う。雑誌やWEB向けの記事、写真や旅行などのセミナー講師も務める。元全国紙記者。大阪在住。

 ちょっと信じられないなぁと言うのは正直なとこですね。上の文章を私の経験値と実際の状況から鑑みて書くとこうなります。

現地通貨の「両替」はどこでやるのがお得?

現地通貨を手に入れる主な方法が、以下。上になるほどお得度が上がります。

◎現地の銀行窓口で現金の換金
〇現地の空港/現地の両替所(やっている会社は同じ会社が多い)
〇現地のホテルフロント(国によっては両替の会社が入っているケースがある。日本で替えるよりマシ)
以下はお薦めしない
✖️の金券ショップなど
✖️日本の銀行
✖️日本の空港

多くの国では、日本で両替するよりも、現地での両替のほうがお得です。日本での両替は恐ろしくレートが悪いのです。偽札が多い中国本土などは現地の中国銀行の窓口が安全。銀行のATMは偽札が出てくるケースがあるので❌
しかし現金が全く無いと困るので一万円分だけは仕方が無いので、日本から来る段階で現地通貨を持っていましょう。

 こんなつまらない記事を引用して何を言いたいのか?と言うと、自分の今回のケースでも当てはまるのですが、こう言う自称専門家の記事って本当にアテになりません。

 私が会社の件やらなんやらで右往左往したのは全部、司法書士や行政書士の事務所のページでした。それどころかJETROのページすら実際とは異なる記述があるのですよ。

 確かにキャッシュレス化が進んでいるのは事実だが、かと言って海外でのカード使用も安全だ!と言い切るのは如何なものか?と。
 因みにマカオではMACAU Passが主流です。公共交通(但しタクシーはNG/裏技でOK)やスーパー・コンビニ・レストランと、どこでも払えます。チャージはコンビニやスーパーのレジでキャッシュでチャージ。旅行者も使えます。Suicaみたいなモンです。アプリもありますが。

 それがイチバン安全じゃないかな?何にしても「百聞は一見にしかず」。アテにならない記事を探るより、自分で聞いて確認すべきでしょう。